単価比較には「3つの世代」がある
価格の比較は「店頭価格を見る」から「容量で比較する」、そして「単価で比較する」へと進んできました。1Atariが単価表示にこだわる理由を説明します。
商品の値段を比べるとき、何を見て「安い」「高い」と判断しているでしょうか。この比べ方は、大きく3つの段階に分けて考えることができます。1Atariではこれを「単価比較の3つの世代」と呼んでいます。業界で正式に定義された歴史区分ではなく、1Atariが考え方を整理するための独自の分類です。
第一世代:単価を「計算する」
最初の段階は、ユーザー自身が商品の価格や容量を入力して、単価を計算する段階です。例えばシャンプーでは、docchyのように、価格と容量を入力すると1mLあたりの単価を計算してくれるツールがあります。
単価という考え方はすでに使われていますが、商品を比較する前に、まずユーザー自身が商品ごとの価格と容量を調べて入力する必要があります。比較の起点は「自分で単価を出す」ところにあります。
第二世代:商品を単価で「比較する」
次の段階は、サービス側が用意した商品群について、あらかじめ単価が計算された状態で商品同士を比較できる段階です。紙おむつでは、Hula-Laのように、1枚あたりの価格を商品ごとに算出し、比較できるサービスがあります。
「単価を計算する」から「複数の商品を単価で比較する」へ進んだ点が、第一世代との違いです。一方で、この段階には次のような課題も残ります。
- 比較対象となる商品群は、サービス側があらかじめ選んだものになる
- 比較できる商品の範囲は、そのサービスの収録範囲に依存する
- 複数のECサイトを横断すると、送料・ポイント・販売条件などが商品ごとに異なり、比較が複雑になる
- 画面上の表示価格と、実際に購入するときの条件が同じとは限らない
これはHula-Laに限った問題ではなく、単価比較サービスが対象範囲を広げようとしたときに共通して生じる構造的な課題です。
第三世代:商品を検索すると、単価で「横断比較できる」
1Atariが位置付けるのは、検索した商品を単価で横断比較できる第三世代です。商品を検索すると、Amazon.co.jpの商品データから価格・内容量・数量などを解析し、単価を自動的に算出します。
| カテゴリー | 比較する単位 |
|---|---|
| トイレットペーパー | 1mあたり |
| ティッシュ | 1枚あたり |
| 紙おむつ | 1枚あたり |
| ミネラルウォーター | 1Lあたり |
これらはいずれも、ロール数・枚数・本数・セット数などが商品によって異なり、表示価格だけでは比較しにくいカテゴリーです。第一世代のようにユーザーが一つずつ計算する必要も、第二世代のようにサービス側があらかじめ選んだ商品だけを見る必要もなく、検索した商品の中から単価を自動的に比較できます。
Amazonに対象を限定している理由
1Atariは現在、比較対象をAmazon.co.jpに限定しています。これは商品数を増やすことよりも、比較する商品データの条件をできるだけ揃えることを優先した設計です。
楽天市場やYahoo!ショッピングなど複数のECサイトを横断すると、商品価格だけでなく、送料、送料無料になる条件、ポイント、セール、販売者、定期購入の条件などが商品ごとに異なり、「どちらが本当に安いか」を比べる条件自体が複雑になります。Amazonに対象を限定することで、こうした条件のばらつきを抑え、単価そのものを比較しやすくしています。「Amazonが常に最安」ということではなく、比較条件を揃えるための現在の設計です。
開発の背景
1Atariの単価計算は、商品データから内容量や数量の記載を解析するルールに基づく仕組みで動いています。この解析の仕組みづくりには、開発者自身の機械学習分野での知見も活かされています。
単価を計算するツールから、単価で商品を探せるサービスへ
第一世代は自分で単価を計算し、第二世代は用意された商品群を単価で比較し、第三世代は検索した商品を単価で横断比較します。1Atariは、単価を計算するためのツールではなく、単価で商品を探せるサービスを目指しています。
よくある疑問
単価が同じなら、どちらを選んでも同じ?
単価が同じであれば、価格面での有利不利はありません。そこから先は、必要な総量や置き場所、使い切れる量といった、単価以外の条件で選ぶことになります。単価はあくまで「価格を比べるための共通のものさし」です。
単価は常に正確に計算できる?
内容量の表記が「200m×6ロール」のようにはっきりしている商品は計算しやすい一方、セット内容が複雑だったり内容量の記載が曖昧だったりする商品では、単価の算出が難しい場合もあります。1Atariでは、内容量が確認できた商品のみ単価を表示する方針にしています。
1Atariでは、商品を検索すると内容量から計算した単価を確認できます。
商品を検索する